Child 44 by Tom Rob Smith

Child 44

Child 44

2009年の「このミス」1位作品ってどんなだろうと思い読んでみました。スターリン体制下の抑圧された状況をベースにしたミステリです。全体主義の不気味さ、不自然さが流れつつ物語が進んでいきます。その不気味で不自然な感じが読ませる要素になっていて、かなりはまって読んでしまいました。最初のエピソードが最後に結びつきますが、そのあたりのインパクトがもっと強いともっといいのになどとも思ってしまいました。でも、読ませる本であることは間違いありません。