力士とちゃんこは人を呼ぶ


 今日は両国三昧でした。朝7時半過ぎに「横綱審議委員会稽古総見:一般公開」を見るために国技館に着いた時には、既に1階の桝席はほぼ一杯でした。聞くところによると6時半の時点で2000人の方が並んでいたそうです。やはり人気あるんですね、相撲は。小さな子供や外国人の姿もよく見られました。


 名前を良く知らない十両の力士が申し合いをしている時にも、会場ではきちんと名前をアナウンスしてくれるので、あまり詳しくない人にも勉強になります。僕はとても面白く見ていましたが、ちびくんは有名な力士が出てこない時はちょっとつまらなそうにしていました。


 十両の力士達が申し合いをしている始めからずっと、きちんと見ている横綱審議委員内館牧子さんくらいでした。その他の委員の方は、幕内力士が出てきてから、それもずいぶん後になってやっと揃うといった感じでした。


 人気の有る力士、勢いのある力士が出てくると声援や拍手が湧きおこる感じがいいですね。高見盛はやっぱり人気者でしたが、今ひとつの調子のように見えました。また、安馬豊真将が人気があるようでした。


 勝ち残りで、勝った力士が次の相手を指名していくのですが、勝負がつきそうになると土俵を取り巻く力士達が駆け寄り、次はおれだと指名争いに詰め寄っていく姿が活気があっていいですね。勝った力士の顔を両手で抑えて、強引に自分を向かせる力士もいて笑えます。


 でも、やはり横綱ですね。朝青龍が出ると出ないでは盛り上がりが全然違います。申し合い自体でも負けずに残って7〜8番くらいしたかな、「俺は強いんだ! 横綱だ!」という雰囲気を発散させていました。琴欧州があまり元気ないように見えたのも寂しかったですね。


 なんだかんだと、3時間以上もライブで相撲を見たのは初めてでとても面白く、次回もまた是非きていと思いました。


 稽古総見の後は、国技館内の相撲教習所でちびくんは本物の力士を相手に相撲体験をしたり、フリーマーケットをひやかしたりしていました。本当は、僕も力士にぶつかれるかと思って期待して相撲教習所に行ったのですが、周りでやっている大人がいなかったので遠慮してしまいました。ちょっと、ぶつかって投げ飛ばされ体験をしてみたくはありましたが、怪我したら大変だしなあ。


 また、両国の駅前の国技館通りを封鎖して行われた「ちゃんこミュージアム」は大盛況でした。稽古総見が終わった直後は特に長蛇の列ができていました。やはり、相撲部屋名のついた店が人気です。ちゃんこ霧島、立浪部屋などです。その場で力士がよそっていたりするとさらに雰囲気がましていいですね。


 家族でちゃんこ屋台を渡り歩いて、Cさんの評価ではちゃんこ霧島の「ぎゅうもつ」が一番だったそうです。僕はあっさりした鶏肉の塩ちゃんこがおいしかったです。ただ、名店「ちゃんこ川崎」が出店していないのが残念でした。


 明日は、今日行けなかったお店に行ってみようかな?