司法改革 浜辺陽一郎


司法改革 (文春新書)

司法改革 (文春新書)


 僕にとって普段あまり手に取ることのない分野でしたが、勉強になる本でした。裁判員制度陪審員制度の違いがやっと理解できました。米国の事例との比較やその制度の背景なども素人にも理解できるレベルで書かれています。職業裁判官と弁護士という、密室のプロに任せきってしまうと次第にゆがんでくるだろうとは思います。著者が述べているように、民事に陪審員制度を採用した方が良いのでしょうね。