皇居の周囲はお花見盛り


 皇居前の内堀通りは、日比谷公園側から毎日新聞の手前までの間を自転車専用道路として開放していました。小さな子供を連れた家族と、サイクリングウェアでばっちりかためたサイクリストが入り混じって、片側3車線を思い思いに走っていました。


 普段走れない道を走るのは楽しいもので、家族みんなで行ったり来たりして、お花見の人並みが皇居に吸い込まれる様子を見たりしていました。そういえば、この道は東京マラソンの時はランナーに開放していた道なので、ついこの間走った道とも言えます。今日は皇居周回ランナーもちょっと走りにくいでしょうね。


 ちびくんはその広い道で、両手離し運転を練習していました。初めはおっかなびっくりやっていたのが、少しずつ手を離す時間が長くなると、決まってこっちを「見てた!」と振り返るので大変です。どこかで読んだ「全ての乗り物はお尻で操る感覚が大事」というのを教えましたが、果たして役にたったかどうか。


 自転車に飽きて、芝生で昼寝をしようとしたのですが、元気一杯のちびくんは許してくれません。テニスボールでキャッチボール、ゴロベース、サッカーと続けて僕はへとへとになってしまいました。


 結局、お花見と言えるほどの桜を見ることなく、ただ遊んで帰ってきただけですが、程よく日光を浴びたので、家に帰ると昼寝という素晴らしく緩い一日を過ごすことができました。

 やがて哀しき外国語 村上春樹


やがて哀しき外国語

やがて哀しき外国語


 村上春樹の本を読むのは久しぶりで、それもエッセイは初めてでしたが楽しんで読むことができました。フルマラソン3時間半で走っていたのにちょっとびっくりしました。僕も次回は最後まで走ってゴールしサブフォーを目指そうと思ってしまいました(その次回がいつになるかは分かりませんが)。外国では思い立ったら当日にでもマラソン大会に参加できるんですね。敷居が低くて良いですね。


 この本に出てくるマイルス・デイヴィスの自伝は僕も、ずっとずっと昔に読んだことがありますが、残念ながら日本語なのでその息づかいまで分かりませんでしたが、結構強烈な本だなと思ったことだけは覚えています。


 その頃はジャズが好きで、とりわけマイルスのレコードばかり聴いていました。マイルスが音楽活動を再開して来日した1981年の新宿西口ライブには僕も勇んでかけつけました。目の前でマイルスが演奏しているということだけで満足していました。